展覧会遠征 備前編2

 

 連日灼熱地獄のようなこの頃。こう暑くなると山城攻略など死にに行くみたいなもの。やはりここは涼しく美術館辺りにしておくのが無難。さてそうなると思いつくのは、備前長船刀剣博物館で開催中の「エヴァンゲリオンと日本刀展」に岡山県立美術館で開催中の「シャガール展」である。

 

 昼前頃に出発すると山陽自動車道を備前ICまで疾走。その後は国道を目的地向かって一直線。それにしても暑い。ようやく備前長船刀剣博物館の案内看板が見えてくるが、ここに来て嫌な予感が。何やらいかにも博物館には不似合いのキモオタ(自分のことは棚に上げている)タイプがゾロゾロと私の目的地方向に向かって歩いている。そして現地に到着すると嫌な予感が的中。なんと駐車場が満杯とのことで、1キロほど先の臨時駐車場に回ってくれとのこと。結局は灼熱地獄の中を歩かされる羽目に。「エヴァと名が付いただけでオタク(自分のことはとうに棚に上げている)が湧いてきやがって・・・」と心の中で毒づく私。

会場は表からこの調子です・・・

 灼熱地獄の中ようやくたどり着いた博物館は・・・完全にエヴァンゲリオンイベント会場だった。今回に限っては館内撮影可とのことで、あちこちで写真を撮りまくっているオタク(自分のことは完全に棚に上げている)の姿が。しかしさすがに会場係の女性がアスカのヘッドセットまで付けていたのにはドン引き。ここはコミケの会場かっちゅうねん。

ロンギヌスの槍を初めとして、いかにもの作品が並ぶ会場内

普通の甲冑の横にさりげなく鎮座している異形の甲冑

 展示作品は刀匠が造ったロンギヌスの槍を初めとして、エヴァをモチーフにした刀剣の数々。刀身自身は大まじめに造っているのだが、それに樹脂製の紫色の柄が付けられているのは何というか・・・。ちなみに工房はエヴァグッズ即売所になっていて、綾波抱き枕まで販売されているのはまたドン引き。ダメだ。年のせいか、このノリに段々と付いて行けなくなってきている・・・。なお観客層の年齢構成は意外と高く、子連れのお父さんというところが結構多い。夫婦に子連れといういわゆる「リア充」タイプと、そういうものとおよそ無縁そうな絵に描いたようなオタク(自分のことは既に無限遠の彼方の棚の上に放り上げている)が半々と言ったところ。

ハッキリ言って、もうわけの分からない作品が多数

しかし刀身自体は至って本格的かつ大マジメであったりする・・・

 サトウキビソフト・・・見た目は普通のソフトです。味も特に印象はなし。  

 展覧会を終えるとサトウキビソフトでクールダウンしてから、炎天下の中を駐車場まで再び歩く。駐車場に到着したところでそのまま近くのおさふねサービスエリアで昼食にする。ハンバーグ定食は可もなく不可もなく、またここで火照った身体に宇治金時ドーピング。なおここの二階には温泉入浴場があるらしい。汗ダラダラなので一風呂浴びたい気もするが、暑さで身体がへばっていることからパスする。

  

 次は岡山まで車を飛ばす。次は岡山県立美術館の「シャガール展」。しかしここも駐車場がほとんど満杯で危うく停めるところがないところ。シャガールの作品は決して簡単とも思えないのだが、意外と日本人にはうけるようである。

 


「マルク・シャガール 愛をめぐる追想」岡山県立美術館で8/26まで

 

 愛や宗教をテーマにした独自の色彩豊かな絵画で知られる巨匠・シャガールの作品を集めた展覧会。

 シャガールも当初からよく知られるようなカラフルな絵画を描いていたわけではなく、ヴィテブスク時代などにはもっと地味な作品も描いている。しかし本展展示作品はまさに一般的にイメージされるシャガールらしい作品が多い。そういう点で、本展の性質はシャガールという芸術家の創作の過程を辿るというようなものよりも、もっと単純にシャガールの作品を楽しむという要素が強い。そしてその点に関しては今まであまり目にしたことのない作品の多い本展は非常に中身が濃いものである。


 これで本遠征の目的は終了。帰宅の途につくことにする。それにしても想定外に疲労してしまった遠征であった・・・。

 

 

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