展覧会遠征 大阪ライブ編15

 

 今日は読響の大阪定期にでかけることにした。明日から東京遠征だし、どうにも慌ただしい。

 


読売日本交響楽団 第16回 大阪定期演奏会

 

指揮/下野竜也

ヴァイオリン/アレクサンドラ・スム

 

曲目/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番

   ブルックナー:交響曲 第7番

 

 下野のブルックナーは抑え気味のテンポで堂々としたスケールの大きな演奏。目指すところと意図はよく分かるのだが、こういう演奏になると金管に負担がかかるのか、読響と言えども金管陣に危ない場面が何度か。オケとの意志疎通も完璧に行っていると言えないのではないかいう印象も受けた。下野の意志に完璧に応えることの出来る新の手兵を手に入れた時、下野の真価が発揮されるような気がする。


 下野は今年から広響の音楽監督に就任したのだが、今回のような演奏だと読響よりもさらに技量の劣る広響では破綻するのではないかと若干の心配をしてしまう。それとも逆に広響が大幅に技術を向上させることになるか。今後に注目しておきたい。

 

 

 

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