展覧会遠征 大阪ライブ編43

 

 この週末は京都市交響楽団の大阪公演に出向くことにした。昼頃に大阪に到着すると昼食は「サバ6製麺所」「サバ醤油そば+半炒飯(950円)」

  

 こってりしたスープに太めの麺でバランスを取っているラーメン。スープはかなり濃い口であり、飲み干せるようなタイプではない。太めの麺にしっかりとスープの味がからんでなかなかにうまい。またここのチャーハンは私好み。

   

 しっかりと昼食を摂ったところでホールに向かう。一時に比べると暑さは大分マシになったが、それでも昼時に表を歩いていると汗ばんでくる。冷房の効いているホール内に入るとホッとする。ホールは一階席を見る限りではほとんどの座席が埋まっていてかなりの入り。

 


京都市交響楽団 大阪特別公演

 

[指揮]広上淳一

[ヴァイオリン]小林美樹

[管弦楽]京都市交響楽団

 

プロコフィエフ:組曲「3つのオレンジへの恋」から、行進曲&スケルツォ

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 op.36

 

 いつも響きの少ない京都コンサートホールでの演奏が多い京都市響が、響きの多いザ・シンフォニーホールにやってくると、真っ先に現れるのがその音量の大きさである。場内が飽和寸前の音量を出してくるので、京都市響ってこんなに馬力のあるオケだったっけと再認識した。

 一曲目からその音量とパワーで押しまくってくるが、広上のキビキビとしたメリハリのついた指揮が京都市響を見事にまとめている。

 チャイコフスキーの協奏曲は小林美樹のテクニックが光った。ただテクニックだけで押してくる演奏家でなく、歌わせるところは情感タップリに歌う。バックの京都市響との絡みも安定しておりなかなかの演奏。

 最後のチャイコの4番は、冒頭のホルン斉奏で一部のホルンの音がひっくり返るというミスはあったものの、概ね安定した抜群の演奏。また広上も細かいところまで指示を飛ばしつつ、うねるようなスケールの大きな演奏を展開した。広上のいわゆるタコ踊りが絶好調であり、実に魅力的な熱演となった。


 なかなかの名演で場内もかなりの盛り上がりであった。それにしてもホールが変わればここまで音が変化するということを実感させられた。これは逆にいつもザ・シンフォニーホールで定期を行っている関西フィルなどは、京都コンサートホールのようなデッドなホールだとパワー不足になって大変だろうななどと推測してしまう。

 

 ホールの効果というのは実にかなり大きなものだ。N響のような実力のあるオケでも、NHKホールのようなクソホールだとかなり貧相な音になってしまう。だから私はあのホールはなるべく避けたいと思っているのだが。NHKホールとオーチャードホールは、少なくともクラシックの演奏会に使用できるホールではない。

 

 京都市響の実力を久しぶりにまざまざと感じさせられると共に、広上と京都市響の関係性の深さというものも改めて実感した。ここのオケを見ていると、オケのレベルアップには指揮者との関係というのは非常に重要であることを考えさせられる。その点で考えると今までなかなかうまくいっていないのが大フィルであり、それが以前からずっと気になっているところ。

 

 

戻る